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エンタテインメントロボット「poiq」用のAI学習用データ制作に協力

ソニー希望・光は、ソニーのエンタテインメントロボット「poiq」に搭載された新機能のAI学習用データ制作に貢献しました。

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ソニーの小型ロボット「poiq」とは
ソニーが開発中のエンタテインメントロボットです。 人間と心地よく暮らせるバディを目指して日々勉強中。おしゃべりに加えて、ジェスチャや周りの音に気付いたり、身の回りの物を覚えたり、さまざまなことからあなたを理解しようとします。
公式サイト:https://poiq.sony.jp/

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今回poiqに搭載された新機能では、poiqの動きをユーザーがコントロールしたり、散歩を楽しめますが、そのひとつに「身振り手振りによるサインや、拍手や笑い声など周りの音にpoiqが楽しく反応する」という機能があります。
この機能には、ユーザーが行うジェスチャや環境音などをpoiqが理解するためのAI学習が必要で、当社はそのための学習用データを制作しました。

具体的には、ソニーグループ株式会社のロボット開発部門の依頼に基づき、当社の社員が特定のジェスチャを行う様子を撮影して、編集しました。また、キーボードの打鍵音や拍手の音など環境音も収録し、編集しました。

ジェスチャー撮影をしている様子の画像

       <ジェスチャー撮影>

PCで編集作業をしている様子

         <編集作業>

開発に協力したメンバーは、数十種類に及ぶジェスチャを間違えずに、学習効果を高めるためにバリエーションを付けたり、長尺の動画から1秒単位で決められた範囲を正確に切り出しする作業に苦労していましたが、互いの作業をチェックする工程を設けるなど、正確性・確実性を高める工夫を行い、より精度の高いデータを納品しました。

社内でpoiqをデモしている様子の画像

        <poiq社内デモ>

    <ジェスチャーに反応するpoiq>

今回の取り組みでは、自分たちが制作した学習用データを使って開発された機能のデモンストレーションを見る機会も設けられ、社員一同大変やりがいを感じることができました。

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開発者のコメント
AIでは学習データそのものが精度に直結するため、その品質は非常に重要です。ソニー希望・光の皆さんとはグループ会社であることを生かして密にコミュニケーションができており、厳しい条件やタイトなスケジュールでの依頼にも、共に前向きに楽しく試行錯誤しながら品質の高いデータが実現できるよう取り組めた貴重なパートナーです。これからもpoiqに限らず、さまざまなロボットでマルチモーダルなデータセットを一緒に作っていきたいです。

宇佐美 真之介氏の画像

ソニーグループ(株) 事業開発プラットフォーム
宇佐美 真之介氏

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今後もソニー希望・光は、ソニーグループの一員として、商品開発に積極的に協力・連携し、貢献してまいります。

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